祝い花

清涼感たっぷりでリフレッシュのお供にもおすすめのミント

■お菓子のアクセントやハーブティー以外にも大活躍のミント
ミントとはシソ科ハッカ属の総称で、スペアミント、ペパーミント、ペニーロイヤミントなどのさまざまな種類があり、ハーブとして用いるときの効能や香りはそれぞれで異なります。
ジンジャーミントやペパーミントなどのミント類を乾燥させて作るミントティーは体に活力を与えてくれ、お菓子作りのほかハーブティーの材料としてもミントは優秀です。
スペアミントは優しい香りがお菓子作りに最適、消化を助け集中力を高める効果があります。
ペパーミントには独特のメントール臭があり、消毒作用が期待できます。
ペニーロイヤルミントには虫よけ効果があり、乾燥させたものは特にノミ除け効果が高くなるのがポイントです。

■日当たりについて
ミント類は日当たりを好みますが、強い直射日光は苦手です。
基本的に日当たりの良い場所で、数時間は日陰になる風通しの良い場所がベストです。
とはいえ、一日中日の当たらない場所では育たないので注意しましょう。

■水やりについて
やや湿り気のある土地を好むので、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりとあげましょう。
夏場は1日に2回の水やりが必要な場合も多く、午前に水をあげた場合でも、夕方にもう一度土の表面が乾いていないかをチェックします。

■肥料について
新芽が伸びる春に、ゆるやかに効果を発揮する粒状の肥料を与えるだけにします。
肥料を与えすぎると、せっかくのミントの香りが弱まってしまうので注意です。

■株分けについて
根が張ってきたら土から掘り起こし古い土をできるだけ落とし、園芸用のはさみなどでザクザク切って植えるとすぐに根が付きます。
株分けは真夏は避け、秋に行うのがベターです。
ミントは葉を5~6枚残した茎を水に付けておくと根が出てくるため、株分けのほか、挿し木でも簡単に増やすことができます。

■病気・害虫について
ミントはほとんど病気にかかりませんが、葉に赤茶色の斑点が出る「さび病」になることがあります。
この場合は、株をまるごと取り除きます。