芳しい香りを放ちアレンジメントにも人気の「ストック」
- 登録
- 2020/04/02
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ストックは、アブラナ科アラセイトウ属に属する草花です。
自生地では多年草なのですが、日本では夏の暑さに耐えることができずに枯れてしまうため、一年草として扱われています。
原産地は南ヨーロッパで、草丈は20~80cmほどで、ほんのりと香りがある3月~5月に咲く春の花です。
花色は赤、白、ピンク、紫があります。
花丈のある品種は切り花としてもよく使われています。
長い花穂に艶やかな香りの花は大きな魅力です。
■日当たりについて
日当たりがよく、風通しのよい場所を好みますので、たくさんの日に当ててあげましょう。
葉が茂ってきたら、少し葉をすいて風通しをよくすることが大切です。
日照不足になると茎がやせ細って軟弱になり、生育も悪くなってしまいますので注意が必要です。
寒さにはやや弱い性質があるため、霜の対策は必要になります。
真夏の直射日光も特に影響はありません。
■水やりについて
水をあまりに与えすぎると根腐れの原因にもなります。
土の表面が乾いてきたら、たっぷりの水を与えるようにします。
■肥料について
植え付ける際に緩効性化成肥料を元肥として混ぜ込んで施すだけでも、追肥することなく十分に育ちます。
万が一追肥する場合は、花の咲く時期に1ヶ月に2回ほど液体肥料を与えるとよいでしょう。
■病気と害虫について
病気:気温が高い夏は、立ち枯れ病を起こしやすいため、種まきや育苗の用土は清潔かつ新しいものを使用するようにしましょう。
茎に白いカビを発生させる菌核病は、気づいたら早いうちに殺菌剤を撒いて防除するようにしましょう。
害虫:苗の状態、成株の状態に関わらずコナガの幼虫が発生しやすいです。
そのままにしておくと葉を全部食べられてしまったり、栄養を吸われたりしてしまう可能性がありますから、見つけたらピンセットや割りばしなどを使って獲りましょう。
家庭で育てている程度の苗の量なら特に薬剤を撒く必要はなく、捕殺で駆除することができます。
万が一数が多い場合などはアファーム乳剤やオルトラン水和剤で予防することが可能です。
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