純潔の象徴・可憐で美しい「エーデルワイス」
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- 2020/03/16
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■エーデルワイスは、キク科ウスユキソウ属の多年草です。
ヨーロッパの山岳地帯が原産であり、アルプス山脈などの高山帯に分布する高山植物です。
映画「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌としても有名なこの花は5月上旬~6月中旬であり、自生地では7月~8月に開花します。
花色は白、黄色がありますがエーデルワイスはドイツ語で高貴な白という意味があり、純潔な白をイメージできる美しい花です。
高山植物でもあり、高温多湿の環境が苦手なため育てるのは困難です。
関東以北や高原などの寒冷地以外の地植えは好ましくはありません。
基本的に夏の花ではありますが、生育適温は15~20℃と涼しい環境で育てなければなりませんから、直射日光を避けて半日陰の場所で育てるのが良いです。
■水やりについて
基本的に乾燥を嫌う植物ですが、いつも土が湿っているような過湿の環境で育てるのも好ましくなく、根腐れの原因になります。
そのため水はけの良い場所で育てること、そして用土の表面が乾いたらたっぷりの水やりを行うことを心がけましょう。
春と秋は1日1回程度、朝に水やりを行い、夏は夕方から夜に与えると良いです。
冬の時期は少し乾燥気味にして育てますが、完全に乾燥すると反対に枯れてしまう恐れがあるため気を付ける必要があります。
■肥料について
元肥として少量の緩効性化成肥料を混ぜ込んでおくだけでほとんど問題はありません。
あまり多くの肥料を必要としない植物であるからです。
肥料を与え過ぎてしまうと、茎が伸び過ぎてひょろひょろ細長く伸びてしまうことになり、草姿が悪くなる傾向になります。
万が一追肥するのであれば、成長をよく観察した上で、3月と9月頃に草花用の緩効性肥料を少量だけ施すと良いでしょう。
山野草培養土を使うのであれば、最初から山野草に必要な成分がバランス良く配合されていることもありますので、山野草培養土を使う際は特に肥料を与える必要はありません。
■病気・害虫について
春の時期になるとアブラムシが付けきやすいので注意しましょう。
見つけたらすぐに駆除するように心がけましょう。
病気は特にありません。