胡蝶蘭と並ぶ冬の花「シンビジウム」
- 登録
- 2020/02/05
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■大変丈夫で育てやすく初心者にもおすすめ
シンビジウムは、ラン科シュンラン属の植物で原産地はアジアからオセアニアで、東南アジアから日本にかけて自生する原種を交雑育種させて作られた洋ランです。
開花期は12月~4月で寒さにも比較的強い上に耐暑性もあって丈夫なため、冬の花として胡蝶蘭と同様にガーデニングや観賞用としても人気があります。
ラン科の胡蝶蘭と比べても大変丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめできます。
多年草で、草丈は30~80cm、花色は白、ピンク、オレンジ、黄、緑、茶色、複色など非常にさまざまな色の花を咲かせます。
株の根元に大きく膨らんだバルブという茎が変形した部分があり、バルブに養分や水分を溜めて生育していく特徴が持っています。
■水やりについて
水がたくさん必要となる植物で、特に根が十分に張っている株は特に水を要します。
生育期である春からバルブが大きく育つ秋までは、できるだけ土が乾き過ぎないように水やりを行いましょう。
気温が涼しくなる秋以降から冬は水やりを週1,2回ほどにし、蕾が伸び始めたら2日に1回に水やりの回数を増やして水切れしないように気を付けます。
この大切な時期に水切れを起こすと花付けが悪くなりますので要注意です。
また、開花後は花に水がかからないように株元に水を与えてください。
■肥料について
春から真夏直前にかけては、固形の有機質肥料を規定量置き肥して、1ヶ月ごとに取り替えるようにしましょう。
万が一、緩効性化成肥料を使用する場合は効果が長続きしますので春に1回施すだけで十分です。
さらに液体肥料も同時に施し、9月下旬頃までは週1回程度の間隔で、水やり代わりにたっぷりと施すと良いでしょう。
■病気や害虫について
病気については葉に黒い斑点ができる黒斑病にかかると、花が咲きにくくなりますので要注意です。
いったん黒斑病にかかってしまうと治ることは難しく、かつほかの株にも病気が移ってしまいます。
そのため、もし見かけたらすぐに処分するようにしましょう。
害虫は蕾が大きくなって育つと、アブラムシが発生しやすくなります。
株が混み合って蒸れることで葉裏に付きやすくなるので、風通しを良くするようにしましょう。
同時にカイガラムシも葉裏に発生しやすいので要注意です。