古き時代・江戸時代から栽培される花「キンセンカ」
- 登録
- 2019/11/15
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キンセンカは、別名カレンデュラと呼ばれるキク科キンセンカ属の植物です。
地中海沿岸原産で、地中海沿岸を中心として20種類もの原種が存在しています。
特にオフィシナリス種が最も多く、美しい花を咲かせる品種として古くから世界中で栽培され愛されています。
黄色やオレンジの色で太陽のように明るく元気な印象を与えますので、日本でも切り花として使われたり、花壇にガーデニングとして植えたりなどされています。
草丈は10cm~60cmに及び、一重咲きや八重咲きの品種があり、花色は黄色やオレンジのほかに複色のものもあります。
開花期は12月~5月と非常に長く、耐寒性が高いため、初心者の方でも育てやすいのでおすすめです。
花の全盛期は3月~5月の春で、夏には枯れます。
■水やりについて
乾燥には強い植物ですので、底植えする場合は根がしっかり張っているものであれば水やりの必要はほぼありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしましょう。
ただし、あまりに水を与えすぎると根腐れするため注意が必要です。
■日当たりについて
日当たりの良い場所かつ水はけの良い環境で管理して育てるのが良いです。
耐寒性は強いので、よほどの寒冷地でない限りは外で栽培が可能です。
■肥料について
鉢植えの場合は、元肥と、10月~4月の生育期間に追肥として液体肥料を月1回程施すと良いです。
底植えする場合は、元肥として堆肥と緩効性化成肥料を用土に混ぜ込むと良いでしょう。
追肥は特に不要です。
■病気・害虫について
暖かい時期になるとうどんこ病が発生しやすくなりますので注意しましょう。
葉の表面に白い粉のようなものが見られるのがそうです。
対策として、風通しの良い環境で育てるようにしましょう。
万が一発生した場合は殺菌剤などを使って対応します。
炭そ病を発生することもありますので、苦土石灰などを施し、予防するのも1つです。
害虫は比較的付きにくい方ですが、茎や葉、蕾にアブラムシが発生する可能性がありますので、薬剤で駆除しましょう。
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