冬の季節を彩るキュートな花「パンジー」
- 登録
- 2019/10/28
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■可憐な姿とカラフルな色合い
ヨーロッパ原産のスミレ科の植物で、比較的暖冬な地域なら秋から冬にかけても花を咲かせ、殺風景になりがちなお庭を彩ってくれます。
以前は大輪の花をパンジー、花が小ぶりな品種をビオラと呼んでいましたが、学術的には同じ品種です。
近年では交配が進み、ほとんど区別は付きません。
黄色やオレンジ、紫、白、赤、青など、さまざまな色合いを持つことから、日本では三色菫(サンシキスミレ)と呼ばれていたこともあります。
花を長く楽しめ、栽培も容易なので園芸ビギナーにもおすすめの植物の1つです。
他の植物との寄せ植えにするのも良いでしょう。
■パンジーの水やり、適した用土
水はけが良く、通気性に優れた土を用意します。
鉢植えの場合は、赤玉土6、腐葉土3、バーミキュライト1程度の割合でブレンドすると良いでしょう。
直植えするなら、腐葉土を混ぜてよく耕しておきます。
水はけが気になるなら川砂を加えましょう。
また、酸性の土を嫌うので、石灰をまいて酸性度を中和しておくことも忘れずに行います。
直植えなら、植え付け後以外に水やりはほぼ必要ありません。
鉢植えの場合は、表面が乾いてからたっぷりと水を与えます。
午前中の水やりが好ましいです。
■肥料のタイミングと種類
植え付ける前に緩効性の化学肥料を混ぜておけば、追肥せずとも冬の間は大丈夫です。
ただ、比較的暖かい地方で次々と花を咲かせるようであれば、月に一度、固形肥料を利用すると良いでしょう。
肥料が足りないと、葉が黄色くなることがあります。
■病害虫について
パンジーは基本的に丈夫な性質を持ちますが、うどんこ病や灰色カビ病を発生させることもあります。
風通しが悪く、蒸れることで侵されやすい病気なので、株と株の間は充分に間隔を空けましょう。
また、アブラムシやナメクジの被害にも注意が必要です。
萎んだ花は、こまめに摘み取ることも病害虫を防ぐために効果的ですので、普段からよく観察して、被害を拡大させないようにしましょう。
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