祝い花

☆型のお花「ペンタス」の育て方

■小型の星型が愛らしいペンタス

ペンタスは5月~10月と非常に長きにわたって開花するアカネ科クササンタンカ属、常緑性の低木です。
一定以上の気温があれば1年中開花できます。
原産地は熱帯アフリカ、マダガスカルに30種ほど分布し、草丈は30cm~150cmになります。
暖かい気候に生息していることから耐寒性は弱く耐暑性は強いという特徴があり、白や赤、ピンク、紫の花を咲かせます。
元来は低木で育つものですが、品種改良によて小型や中型の鉢物や花壇苗として広く普及しています。
ペンタスの名は、五芒星に似た花型に由来し、ギリシャ語の5を表す「ペンテ」からきています。
ペンタスのこの星型の多数の花の集まりが愛らしく、大きな魅力となっています。


■水やりについて

鉢植えの場合は土が乾いてから与えるようにします。
過湿状態になると根腐れすることがありますので、水を与えすぎないように注意しましょう。
ただ夏の高温乾燥する日が続く際は水切れに気を付けないと葉がしおれてしまいます。
このときは水を与えるとすぐ復活します。
冬季は生長しない時期ですからやや乾かし気味に育てます。
また庭植えの場合は根付いたら水やりする必要はほとんどありません。


■日当たりについて

日当たりのよい場所が最適です。
また、夏の強さにも非常に強いです。
反対に日当たりの悪い場所に置いていると育つのは育ちますが、花付きが悪くなることや茎が間延びするおそれがありますので注意です。
ただし、寒さには非常に弱いため冬季は日当たりのよい窓越しなどの室内で冬越ししましょう。


■病気・害虫について

病気
風通しの悪い場所で過湿状態にした場合、枝先や葉にカビが生えてしまう灰色カビ病や立枯病を発生します。
対策としてはなるべく風通しのよい場所で育て、水やりのしすぎには気を付けましょう。

害虫
枝が込みすぎるとカイガラムシが発生することがありますがその他の害虫が発生することはほとんどありません。