祝い花

多彩な色や形の花を付ける「リシアンサス」の紹介

■多彩な色や形が魅力的なリシアンサス

リシアンサスは、和名・トルコキキョウというリンドウ科ユーストマ属の一年草です。
トルコキキョウというとキキョウ科の植物だとしばしば勘違いをされてしまいますがリンドウ科であり、トルコの名の由来も蕾がトルコ人の被るターバンに似ていることから名付けられておりトルコ原産ではありません。
原産地は北アメリカ南西部から南部、メキシコ、南アメリカ北部です。
開花期は3月~6月で耐寒性は弱く、耐暑性はやや弱いです。
草丈は20~120cmで白、ピンク、黄、紫、緑、青、複色、茶などの色とりどりの花を咲かせます。
種はホコリのように小さいのが特徴で八重咲きや大輪、小輪などさまざまな品種改良がされてきました。


■水やりについて

鉢植えの場合、種まきからポット苗の時期は土を乾かさないようにする必要があります。
また、植え付けしたあとも土の表面が乾いたらすぐにたっぷりの水を与えるようにします。
また庭植えの場合も植え付け時にはたくさん水を与え、花芽が伸びるまで乾かしすぎることのないように水やりを心掛けましょう。


■日当たりについて

鉢植えの場合、9月~10月の種まきの後は雨の当たらない日陰に置き、底面給水させて涼しい環境で育てましょう。
その後発芽したら、日当たりのよいところに移動します。
リシアンサスは暖かい気候を好むので真冬は3月頃までサンルームなどに取り込み、凍らせることのないように注意します。
庭植えの場合、生育期にかかわらず日当たりのよいところで育てましょう。


■病気・害虫について

病気
11月~12月、3月~7月、冬越しさせている間など低温多湿の時期は雨が続くことで灰色カビ病が発生しやすくなります。
対策としては、この時期は風通しのよい環境に置くようにするとよいです。
また、花がらや枯れ葉がカビの発生につながるのでできるだけ取り除くようにします。

害虫
11月~7月頃は新芽や蕾部分にアブラムシが発生する可能性が高くなりますので見つけ次第殺虫剤をまいて取り除きます。
また9月~11月、5月~7月はコナガ、ヨトウムシ、ハスモンヨトウの幼虫が新芽や蕾を食べることがありますのでこちらも見つけたら捕殺しましょう。