日本を代表する花木「ツツジ」の育て方
- 登録
- 2019/05/15
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ツツジは日本を代表する花木の一つで、ツツジ科ツツジ属の植物です。
日本や中国を中心としたアジア東部が原産で、4月中旬から5月中旬に白や赤、ピンク、紫などの花を咲かせます。
ツツジはサツキを除いた半常緑性であるヤマツツジの仲間の総称です。
ヤマツツジはアジアの東部に90種ほど分布し、日本にはヤマツツジ、キシツツジ、モチツツジなどおよそ17種存在しています。
学校の生垣などにも多く使われている花には甘い蜜があるので、蜜を吸って少年時代を過ごした方も少なくないでしょう。
ただし品種によっては毒があるものがあるため、できるだけ避けましょう。
ツツジの花弁には上方の花弁のみに斑点模様が付いている品種があり、これは蜜標と呼ばれています。
昆虫に蜜線があることを伝えて花粉を運んでもらう役割をしています。
■水やりについて
ツツジは根が細く、浅く張る傾向にあり土壌の乾燥に非常に弱い性質があります。
高温かつ乾燥が続くような夏の日は涼しい早朝もしくは夕方に、冬でしたら暖かな日中に水やりを行うと良いでしょう。
特に植え付けた後すぐの年はしばらく水やりに注意を配る必要があります。
■肥料について
花後の5月~6月、9月頃の株が充実する時期、1月の休眠期に緩効性化成肥料や固形の油かすを株元にまいておくと、翌年の花付きが良くなります。
■病気・害虫について
病気:特に甚大な被害をおよぼすような病気はないです。
害虫:グンバイムシ・ハダニ・ベニモンアオリンガ・シンクイムシ
ツツジグンバイが4月~10月に発生しやすく、葉の汁を吸ってしまい、葉がかすり状のようになってしまい、見た目も悪いうえに生育にも悪影響を与えます。
葉裏が黒く汚れていたら、この虫の仕業です。
ハダニは気温が高いところや乾燥しやすいところに発生しやすいので、暖かい時期は要注意です。
ベニモンアオリンガは新芽やつぼみの内部に侵入して食べてしまうので気を付けましょう。
シンクイムシは、葉の芯や新梢を食べてしまうことがあり、成長を止めてしまいます。
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