多彩な花色や強い芳香が魅力のヒヤシンスの紹介
- 登録
- 2019/02/13
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ヒヤシンスは、キジカクシ科ヒヤシンス属に属する秋植え春咲き球根です。
ヒヤシンスは水栽培でも広く知られていますが、その他にも鉢植えや花壇でも栽培されています。
花と葉の均整がとれており、ボリュームある姿や強く芳しい香りは大きな魅力です。
原産地はギリシャ、シリア、小アジアですが、日本でも10品種ほど栽培されています。
花の色は赤やピンク、白、黄色、青、紫色があり、草丈は20cmほどです。
開花期は3月~4月で耐寒性の強い花でもあります。
名前は、ギリシア神話に出てくるヒアキントゥス王子から由来しているといわれています。
園芸品種のヒヤシンスは2つあり、ヒヤシンスの名でよく知られているのはオランダで品種改良されたダッチヒヤシンス系の花です。
また一方の園芸品種ローマンヒヤシンスはやや耐寒性に弱い特徴があります。
■水やりについて
10月~5月までの生育期は、土の表面が乾いたら水をたっぷり与えます。
庭で植える場合はほとんど水やりの必要はありませんが、鉢植えやコンテナの場合は乾燥させすぎると根の先端部から枯れてきて成長が悪くなるため、注意して水やりしましょう。
■肥料について
植え付ける際は元肥として緩効性の粒状化成肥料と苦土石灰を土に混ぜ込んでおきます。
そしてその後花が咲くまでの間は1週間~10日に1度のペースで液体肥料を追肥として与えるようにしましょう。
固形の有機質肥料を施す際には、球根から離して、表土に埋めるように気を付けます。
■病気と害虫について
病気:球根の内部が黄色く腐ってくる黄腐病や逆に球根の外側から白く腐ってくる白腐病が発生する可能性があります。
これらは細菌性の病気であるため、薬剤では防除することができないため、被害に遭った場合は株ごと処分が必要です。
水はけをよくして、連作しないことに気を付けたり、梅雨時期前の早い時期に掘り上げたりすると予防につながります。
害虫:ヒヤシンスにはほとんど見られません。
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