祝い花

梅雨の時期を華やかにする「アジサイ」

アジサイは、アジサイ科アジサイ属の低木の植物で、アジアや北アメリカに広く分布しています。
原種は日本生まれのガクアジサイで、日本特有の品種は10数種類です。
ヨーロッパで品種改良されて普及している物は西洋アジサイと呼ばれて区別されています。
6月~7月の梅雨の時期に白や青、紫やピンクなどの爽やかな色の花が咲きますが、花のように見えるのは、がくの部分で花の周辺を縁取って並んでいるためであり、これを額咲きと呼びます。
ガクアジサイが変化して球形に咲いた物は手まり咲きと呼ばれ豪華で人気があります。
花言葉は「一家団欒」や「家族の結び付き」等ですので、家族を大切にしている方に贈るといいでしょう。

■日当たりについて

日当たりが良い場所でも、半分木陰になっている場所でも良く育ちます。
しかし、日当たりの良い場所で酷く乾燥してしまうと葉が乾燥して焼けたような状態になります。
乾燥に弱い花ですので、空気の乾燥に気を付け、湿度を保てるよう水の世話を忘れないようにしてください。
赤に近い紫色に発色するアジサイの場合は、日の当たりにくい場所にあると色づかずに白っぽい色に退色してしまうことがあり注意が必要です。
花の色によっては置き場所に注意が必要です。

■水やりについて

水を好む種類ではありますが、水はけが良くないと根腐れを起こすことがあります。
鉢植えの場合は土が乾燥しやすいので、表面の土が乾いてきた時には水を多くやった方がいいでしょう。
気温の高い夏は乾燥しやすいので、注意してください。
乾くと株自体が枯れてしまいます。
庭に植えてある場合は、土に適度な湿り気があれば、雨の自然の水だけで特に水やりに気を配ることはありません。
ただし、真夏の場合は日差しが強いので乾燥しやすいです。
枯れるのを避けるためにも水をやるようにしてください。

■その他の管理

鉢植えの場合は、根が鉢の中に張ってしまいきつい状態になるので、1年に1回植え替えをする必要があります。
花の時期が終わった7月頃に行うといいでしょう。
庭に植え替えをする場合には休眠期の冬期に行いますが、気温が極めて低い地域では3月~4月頃まで待った方がいいとされています。