祝い花

観葉植物として人気の育てやすい「シェフレラ」

シェフレラ（斑入りホンコン）は観葉植物の中でも育てやすく、丈夫な品種で枯れにくいことから、自宅のリビングや玄関をはじめ、オフィスやカフェ、マンションのエントランスなどにも置かれて人気の植物です。
シェフレラは熱帯地域から温帯地域にかけて世界で約600種が自生している品種で、低木から高木まで多彩な品種があります。
中でも斑入りホンコンやホンコンカポックと呼ばれる品種は、観葉植物として扱いやすくポピュラーな品種で、茎がまっすぐに伸び、葉は掌状葉になっているほか、小葉は楕円形で光沢のある濃緑色が美しく、自宅やオフィスなどの空間に緑を配したい時にぴったりです。

日当たりについて

温帯や熱帯地方で自生している植物ではありますが、半日陰程度の場所がベターです。
日陰ばかりに置くと弱くなるので、ときどき直射日光に当てながら管理します。
東京以西の気温であれば、冬でも戸外で冬越しが可能で、春から秋に戸外やベランダに置いた株であれば、そのまま外に置いておいても基本的には大丈夫です。

水やりについて

鉢の土の表面が乾いてきたら水を与えれば十分で、時期によって変わることもないため、初めての方や、植物を育てた経験がないオフィスやショップのスタッフの方にも管理がしやすいです。

肥料について

春から秋の生育期に2か月に1回のペースで、緩効性化成肥料を施します。
冬に暖かい室内に置いている鉢の場合、新芽が出てしまうことがあるので、その際は冬場も2か月に1回のペースで肥料を与えてあげましょう。

病気・害虫について

病気としては初夏と秋にかけて斑点細菌病などのリスクがありますが、丈夫に育っていれば病気のリスクが減らせます。
栽培環境を急に変えると葉にダメージが加わりやすいので、設置する場所は頻繁に変えないようにしてあげましょう。
日光に当てたいときも、いきなり直射日光を当てるより、徐々に光が強い場所へと移動させ、急激に環境が変わらないようにしてあげ、日光に慣らすようにするのがベストです。
害虫としてはカイガラムシやハダニがつきやすいため、見つけたら早めに駆除してください。