祝い花

シンボルツリーや贈り物として人気の「ストレリチア・オーガスタ」特徴や育て方について解説

ストレリチア・オーガスタはどんな植物?学名や原産地など

ストレリチア・オーガスタは、バショウ科ストレリチア属の植物です。
学名は、ストレリチア・ニコライ(Strelitzia nicolai)と言います。
皇帝ニコライ一世の名前が学名の由来になったとも言われているのです。
また、ストレリチア・オーガスタは、英語名では「Bird of Paradise Tree」、和名では「瑠璃極楽鳥花(ルリゴクラクチョウカ)」と呼ばれています。
その名前のイメージの通り、南国に生息する大きな鳥を連想させる植物です。
ストレリチア・オーガスタの原産地は、南アフリカのサバナ気候区、マダガスカルなどの地域です。

ストレリチア・オーガスタの花言葉は「輝かしい未来」

ストレリチア・オーガスタの花言葉は、「あたたかい心」や「気取った恋」などです。
そのほかに、「輝かしい未来」という縁起が良い花言葉もあります。
ストレリチア・オーガスタは、風水的にも良い運気をもたらす植物だと言われています。
「金運アップ」、「円満な人間関係」、「厄除け」などの風水効果があると考えられているのです。
縁起が良い花言葉や風水的にも良いとされていることから、開業祝いや開店祝いなどの贈り物としても人気が高い観葉植物です。

ストレリチア・オーガスタの特徴

ストレリチア・オーガスタの一番の特徴は、大きな葉っぱです。
葉っぱが成長すると、くるくると巻いた緑色の角のようなものが伸びてきます。
その緑の角が少しずつ開いていき、楕円形状の葉っぱとなるのです。
葉っぱは、長さが60cm~120cm程度、幅が30cm~60cm程度の大きさへと成長します。
ストレリチア・オーガスタの大ぶりな葉っぱは、南国情緒があり、見栄えがすることから、インテリアグリーンとして人気です。
また、店舗やオフィスなどでは、シンボルツリーとして、ストレリチア・オーガスタが配置されることもあります。
部屋に飾っておくだけで、南国風のおしゃれな雰囲気となるのがストレリチア・オーガスタの特徴です。
遠くからでも目を引くインパクトのある植物なので、できるだけ大きく見える観葉植物を贈りたい場合にもおすすめです。

ストレリチア・オーガスタの育て方

ストレリチア・オーガスタは、乾燥に強いという性質があることから、育てやすい観葉植物と言われています。
日当たりと水やりにさえ気を付けていれば、初心者でも無理なく育てることが可能です。
■水やりのタイミング
水やりのタイミングは、土の表面が渇いてからです。
表面がカラカラになったら、水をたっぷりと与えてください。
気温が高くなる夏場は水分が蒸発しやすくなり、土の乾燥も早く進みますので、水やりの頻度を多めにしたほうが良いでしょう。
また、ストレリチア・オーガスタは、4月頃~10月頃が成長期となり、水をより多く吸収します。
この時期は水が不足しないように、十分に注意してください。
冬場は、水やりの回数は少なくて問題ありません。
たっぷりと水を与えてしまうと、水が土の中に溜まって、根腐れを起こすリスクがあるからです。
暖かい日中の時間帯を選んで、コップ半分~2杯程度の水を与えると良いでしょう。
■肥料のタイミング
肥料は、根の成長期にあたる4月半ば~9月上旬を目安に与えてください。
冬場は根が休んでいますので、肥料を与えるのはやめておきましょう。
■植え替えのタイミング
ストレリチア・オーガスタの植え替えに適した時期は、5月頃~6月頃です。
本格的な夏が来る前に植え替えを済ませておくと良いでしょう。
植え替えの頻度は、1年~2年くらいです。
定期的に植え替えをすることで根詰まりが防げます。

ストレリチア・オーガスタの葉っぱに関する注意点

ストレリチア・オーガスタは、大ぶりで美しい葉っぱが魅力です。
ただ、設置場所や育て方によっては、葉っぱが切れたり丸まったりしやすくなることがございます。
これらの現象はストレリチアが置かれている環境に適用し育つために起こることで、特段病気などではないので安心いただきたいのですが、
葉がきれいな状態を保つためにはオーガスタにとってより過ごしやすい環境にしてあげることが何よりなので、対策をご案内いたします。
■葉が丸まってきた場合の対処法
ストレリチア・オーガスタの葉っぱが丸まってしまう原因としては、乾燥や日照不足が考えられます。
エアコン、扇風機、暖房器具などの風が当たる場所を避けて設置するようにしましょう。
日照不足を解消するために、ベランダやカーテンのない窓辺などに置くのはNGです。
なぜなら、直射日光に当たると、葉焼けするおそれがあるからです。
レースのカーテン越しなど、柔らかい光や斜光が当たる場所に置くようにしてください。
葉っぱの乾燥を防ぐために、時々霧吹きでスプレーしておくと良いでしょう。
霧吹きをすることで、ハダニの防止にもなります。

葉が丸まったオーガスタのイメージ
葉が丸まったオーガスタのイメージ
■葉っぱが切れてきた場合の対処法
葉っぱが切れるのは、風の影響が考えられます。
ストレリチア・オーガスタは、強風が当たると、その衝撃に耐えるために、葉が切れるという性質を持っています。
もしも、葉っぱが切れてきたら切れ目が広がらないうちに、風が直に当たらない場所へ移動させるようにしましょう。
換気で開け放つことが多い窓辺、エアコンや扇風機の風が当たる場所は避けたほうが無難です。

葉が切れたオーガスタのイメージ
葉が切れたオーガスタのイメージ