大輪で鮮やかな色が特徴的なアネモネ
- 登録
- 2022/03/29
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アネモネは、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、原生地は地中海東部沿岸やヨーロッパ南部です。
原生地で育つアネモネは、比較的雨の多い冬に育ち、初夏になり地上部が枯れてくると球根に変わって暑い夏を越すことができます。
日本のアネモネも涼しくなる季節である秋に芽を出し、春に咲いて夏には塊根になって休眠します。
草丈は15~50cm程度で、開花期は2月~5月、耐寒性は強い花です。
草丈や花の色や姿は品種によって様々でバラエティに富んだ花です。
名前はギリシャ語のアネモスから来ており、風を意味しています。
名の由来は風通しのよい場所を好むからであるとか、風がたくさん吹く季節に咲くからであるなど諸説あります。
■水やりについて
鉢植えの場合は、植え付けてから4、5日経った後に水やりをはじめましょう。
枯れるまでの間は土の表面が乾いたらすぐにたっぷりめの水を与えます。
地上部が枯れたら水やりを止め、雨が当たらない日陰に置くようにしましょう。
10月頃にまた再開します。
一方庭植えの場合は、雨水がかかるため、水やりの必要はありません。
■肥料について
鉢植えの場合は、肥料が少ないと花が多く咲かなくなります。
10月~3月は2週間に1度薄めの液体肥料N-P-K=6-10-5を与えます。
ただ、晩春まで肥料を与えると球根が充実しなくなるので注意が必要です。
庭植えの場合は、植え付けの際に与える元肥N-P-K=10-10-10のみで大丈夫です。
■病気・害虫について
病気:3月~5月にうどんこ病、11月~5月室内灰色カビ病が、4月~5月には立枯病が発生しやすくなります。
どの病気も風邪通りが悪かったり、湿度が過度に高くなったりすると起こしやすくなるため、注意しましょう。
害虫:3月~5月にハモグリバエ、10月~5月にアブラムシが新芽に発生します。
葉っぱに落書きに似た模様が出たら犯人はハモグリバエです。
模様の先端に幼虫がいるため、葉っぱの上などからはさんで潰すとよいです。
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