祝い花

開運の花言葉も人気の観葉植物・ミリオンバンブーの特徴と育て方について

■ミリオンバンブーとは
ミリオンバンブーは、一見すると竹のような見た目が魅力的な植物ですが、竹の仲間ではなく、リュウゼツラン科ドラセナ属に分類されている常緑低木になります。
原産地は熱帯アフリカ西部にあるカメルーンなどで自生しています。
葉が美しく伸びるので観葉植物として日本ではよく使われており、円筒形に仕立てて市販されていることが多いです。
また、生命力があるために現在トレンドのハイドロカルチャーとしてもおすすめの植物になります。
ミリオンバンブーには、耐暑性が強く耐陰性も普通もしくは少し弱いくらいで、非常に育てやすいという特徴もあります。

■ミリオンバンブーの花言葉
植物にはさまざまな花言葉がありますが、ミリオンバンブーの花言葉はどのような言葉でしょうか。
ミリオンバンブーは実際に丈夫な植物であり、かぐや姫のおとぎ話にも竹が出てきますが、古くから竹に長生きや丈夫、開運のイメージがつけられていたものです。
そのために、ミリオンバンブーは「開運」「幸運」「長寿」といった花言葉が付けられています。

■風水としても大変開運効果の高いミリオンバンブーはあらゆるシーンに人気
実はこちらのミリオンバンブーは、別名として幸運の竹や開運竹、万年竹、富貴竹、ラッキーバンブーなどと呼ばれているほど幸せを運ぶ観葉植物としても知られており、屋内でも育てやすく人気です。
古くより中国で縁起の良い植物として扱われてきたこともあり、仕事運がアップするとも言われているためにお店の開店祝やオープン記念、開院祝、開局祝などにもおすすめの植物でもあります。
また、切った茎で簡単にいくらでも増やすことができ、まさに生命力が強いのですが、その様子から延命や長寿の縁起物として扱われることもあるのです。
風水としても悪い気を吸い取ってくれる陽の気を持つ植物とも言われており、自宅のインテリアにもなる縁起物としてよく飾られています。
葉がやわらかいので、お子様がいるご家庭でも安心して飾ることができます。

■ミリオンバンブーの育て方
では次にミリオンバンブーの育て方について具体的にご紹介していきましょう。

・日当たりについて
屋外で育てる際は、耐陰性は若干弱いので夏場など暖かい時季は屋外の風通しが良く、かつ日陰もしくは日当たりの良い場所で育てると良いでしょう。
午前中であれば風通しが良ければ直射日光の当たる場所でも問題ありませんが、夏場の直射日光など強い日光に当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうことがありますので、その際は育てる場所を日陰に変えるなど工夫してください。
屋内で育てる際は、カーテン越しに適度な日差しが当たる風通しの良い窓辺に置いて育てましょう。
もし生育中に徒長するようなことがあれば、屋外へ場所を移して育てると良いです。
気温が5℃以下になると枯れてしまうことから、冬場は10℃前後を保てる屋内で育てることをおすすめします。
エアコンの暖房が直接当たらないようにしておくことも重要です。

・水やりについて
ミリオンバンブーは水を好む植物であり、生長期である春から初秋の間は土の表面が乾いたら鉢植えの場合は、鉢底から水が溢れ出るほどの水やりを十分に行いましょう。
地植えされている場合は、水やりの必要はなく、基本的に自然降雨で育てて問題ありません。
ただし、夏場の高温期が続く際は夕方の涼しくなった時間帯に水やりを施すと良いでしょう。
冬場の場合は、ミリオンバンブーの生長が止まるので、その時点で水やりの頻度を減らし、週1回から2回程度の水やりに留めてください。

・肥料について
ミリオンバンブーは、生長期の5月~9月頃に緩効性化成肥料を月1度株元に置き肥しておくか、液体肥料を規定の倍率に薄めたものを週1程度施すようにしましょう。
ミリオンバンブーは人気のハイドロカルチャー(水耕栽培)も可能ですが、ハイドロカルチャーで育てている場合は同じく5月~9月頃にハイドロカルチャー専用の培養液を週1程度施されること、そして根腐れ防止剤もあわせて施されることをおすすめします。
10月~4月は月1、2回程度の肥料で問題ありません。

・病気や害虫について
病気の報告はほとんどありませんが、アブラムシやハダニ、カイガラムシが付くおそれがあります。
防除するには定期的な葉水を行うことで、とても高い効果が得られますのでぜひ試してみましょう。
また、葉水をする際は、葉の裏側にもしっかりと水をかけると良いでしょう。
ただし、水を与えすぎると根腐れする可能性があるので、葉水のやりすぎに注意しましょう。

・植え替え
ミリオンバンブーは生長が非常に早いことから2年に1回は植え替えを行われたほうが良いでしょう。
特に鉢から根が出てきている状態を見かけたらそれはまさに植え替えが必要な状況です。
植え替えをしないと水が浸透していかず、根づまりしてしまうリスクがあるためです。
植え替えは5月~8月頃の植え替えが一番適しています。