細長い形や鮮やかな色が目に留まるデルフィニウム
- 登録
- 2021/11/26
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デルフィニウムは、キンポウゲ科ヒエンソウ属に属する、ヨーロッパのピレネー山脈からアルプス山脈やシベリア(エラータム系)、中央アジアから中国西南部にかけての標高1,300mから2,300mの山岳地帯、シベリアからモンゴル、中国(シネンセ種)を原産とする多年草です。
ちなみに、日本のような暖地では夏を乗り切ることができなくなり、一年草として扱われています。
長い花穂が特徴的で花が25個から100個も付くエラータム系、華奢な草姿に花がまばらに3個から10個ほど付くシネンセ系、花が一重でそれらの中間のタイプとなるベラドンナ系などが有名です。
草丈は20cm~150cm程度、開花期は5月~6月で、花色はピンクや白、青、紫、複色などのカラーがあります。
寒い環境には強いですが暑い環境には弱い性質を持っていますので、冷涼な気候で良く育ちます。
■日当たりについて
日光を好む植物ですので、日当たり、また風通しの良い場所で育てるのが最適とされています。
成長期である冬に日当たりが足りなくなると日光を求めて茎が長く徒長してしまいますので注意しましょう。
■水やりについて
植えつけの際にたっぷり水を与えましょう。
庭植えの場合は水やりの必要はほぼありません。
また、鉢植えの場合は土の表面が乾いてきたら、たっぷりの水やりをしましょう。
■肥料について
土には元肥として緩効性化成肥料を混ぜておきましょう。
3月には葉が展開してきたら、液体肥料や固形肥料などで追肥をすると良いです。
■病気や害虫について
・病気
晴れになると葉茎にうどんこ病や立ち枯れ病が発生しやすくなるので注意しましょう。
どちらの病気もウイルスによるもので、さらにウイルスは土に含まれています。
よって、古土を使い続けるとうどんこ病や立ち枯れ病が再度発生するおそれがありますので古土は避けるようにしましょう。
・害虫
デルフィニウムは毒を持っている植物ですので、害虫は付きにくい植物です。
ただ、稀にナメクジやヨトウムシによって葉や花の食害に遭うことがあります。
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