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胡蝶蘭の特徴と育て方をマスターしよう

■胡蝶蘭の育て方のポイント
ここでは胡蝶蘭を育てる際に注意しておきたいポイントを紹介します。
胡蝶蘭の置き場所や温度や湿度管理、植え替えなどについて紹介していきます。

・胡蝶蘭を置く場所
花を育てる場合には、置く場所にこだわる必要があります。
胡蝶蘭も同様で、基本的には人が過ごしやすい環境が、胡蝶蘭にとっては過ごしやすい環境であると言えます。
そのため、風通しの良い場所かつ日当たりが良い明るい場所に置くようにしましょう。
ただし、直射日光を当てないようにしましょう。
胡蝶蘭に直射日光を当ててしまうと、葉の色が変色して、せっかくのきれいな見た目が台無しになってしまいます。

・胡蝶蘭に最適な温度や湿度
胡蝶蘭は比較的、温度には柔軟です。
温度の最低ラインが10℃で、これを下回らないようにしましょう。
ただし、長持ちをさせたい場合には、20℃から25℃くらいの設定してやると良いです。
これも人間が過ごしやすい環境という観点を持つとわかりやすいです。
その一方で、乾燥には弱い特徴を持っています。
湿度が50%を下回るような場所では、枯れてしまう可能性があるのです。
特に冬場は注意が必要で、暖房機器の注意は湿度が下がり気味なので、そういった場所には置かないようにしてください。
逆に湿度が高すぎると根腐れを起こすので、70%を目安にして、高すぎないように設定してください。

・1~2年は植え替え不要
胡蝶蘭は、購入から1年から2年くらいは植え替えが不要な植物です。
逆に、頻繁に植え替えをしてしまうとストレスがかかってしまい、それが原因で病気にかかることもあり得ます。
まずは、1年以上は植え替えをしないで、育ててみると良いでしょう。
初心者ならばなおさらです。
また、ビニールポットに苗を入れたままにした状態を保っておいたほうが良いです。
鉢にラッピングされているのならば、そのまま育てても大丈夫なので、初心者はそのままにしておいたほうが無難でしょう。
さらに、あまり植物を育てたことのない人は、ついつい水をやりすぎてしまいます。
胡蝶蘭も湿気には弱いので、あまり水をあげすぎてしまうと、根腐れを起こして危険です。
ポイントになってくるのが、水をあげた際に底部に水が溜まらないという状況になります。
ちなみに、間隔としては24時間以上空けるのが一般的です。
24時間以内に何度も水やりをしているようならば、根腐れの可能性が出てきてしまいます。
水やりの方法に自信がなければ、霧吹きで1日1回、土を触って湿っていると感じる程度にあげましょう。
乾燥しやすい時には、花びらや葉にも霧吹きを吹きかけましょう。

・夏場と冬場での管理の仕方
胡蝶蘭は、夏場と冬場で管理の仕方が違っています。
それぞれの管理方法を把握して、メリハリを持って育てると良いでしょう。

-胡蝶蘭の夏場の管理方法
胡蝶蘭は、成長するのにそれほど水がいらない植物だと言えるでしょう。
しかし、夏場はそれ以外の季節に比べると、少し多めにあげてください。
それでも2日や3日に1回程度の水で問題ありません。
また、直射日光を当てるのが厳禁なので、夏場の強い日差しの日は、日当たりに注意すると良いでしょう。
とはいっても、風通しの良い日当たりの良い場所を好むので、直射日光に当てないように、場所を移動させてください。
そんな夏場の置き場所に最適だと言われているのが、カーテン越しの窓際だと言われています。
もう一つ注意したいのがエアコンの風です。
エアコンの風を直接胡蝶蘭に当ててしまうと、トラブルが発生する可能性がありますので、エアコンの周囲からは離すようにしてください。
ちなみに、購入から2年くらい経過して植え替えの時期だと思っているのならば、夏場が一番おすすめです。
夏は植え替えの時期だと言われていますので、チャレンジするならこの時期にしましょう。

-胡蝶蘭の冬場の管理方法
胡蝶蘭は、10℃を下回るような気温では危険な状態になるので、どちらかといえば冬場の管理のほうが大変だと言えるでしょう。
また、気温だけではなく、乾燥にも弱いので室内の湿度には十分に注意してあげる必要があります。
湿度が50%を下回ると危険な状態になってしまいますので、加湿器などを使って調整してやると良いでしょう。
また、暖房の周辺は湿度が低下しますので、暖房器具の温風が当たらないように注意してあげることも重要になってきます。
こうした特徴を持っている胡蝶蘭なので、基本的に冬場は室内で育てるのが良いと言われています。
寒い地域だと、外は危険すぎるので、室外からは出さないようにしましょう。

■それほど飼育は難しくないのが胡蝶蘭
胡蝶蘭の飼育方法を確認してきてわかるのは、それほど手間がかからない植物であるという点です。
夏場と冬場の管理に注意してやれば、頻繁に水やりしなければならない植物ではありません。
その割に、とても美しい花になっていますので、これから観葉植物を育ててみようと思っている方にもおすすめです。
ただし、厳寒期があるような地域には向いていないかもしれません。