日本の秋を赤く染めるモミジ
- 登録
- 2021/10/27
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モミジは別名楓とも呼ばれている、ムクロジ科カエデ属の高木です。
原産地は日本、中国、北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカの北半球の温帯地域になり、150種ほどが確認されています。
国内で自生しているものは20種ほどです。
樹高は5mから25mにもなり基本的には日本で知られるイロハモミジなどのような品種で、切れ込みが入っている葉を付ける落葉高木ですが、中には常緑性の高木もあります。
開花期は4月中旬から5月下旬頃で、赤い色の花を咲かせます。
耐暑性は弱いのが特徴です。
■水やりについて
庭植えしている場合は、水やりは不要です。
ただし盆栽のように鉢植えしている場合は夏期には水切れを起こさないように朝と夕の1日2回、たっぷりの水を与えるようにしましょう。
水が足りないと葉がしおれる原因となります。
真夏は日差しが強いときは土のみならず、葉にも水をかけるように水やりすることをおすすめします。
冬の時期は土が乾いていたら水を与える程度で良いです。
■日当たりについて
日当たりの良い場所を好み、日当たりの悪い場所では成長が遅くなってしまいますし、紅葉も美しく発色しなくなってしまいます。
また、風通しの良い環境で育てることも大切です。
■肥料について
落葉したら寒肥としてすぐ油かすや骨粉などの有機物と、緩効性の化成肥料を混合したものを施しましょう。
モミジは追肥しなくても育ちますが、株を大きくしたいというときは4月~5月、9月~10月にも同様の肥料を施すと良いです。
■病気や害虫について
病気:アブラムシが発生することがあり、新芽や葉を吸汁してすす病などを引き起こす可能性があります。
枯れた場合や変色した葉は取り除いて薬剤でアブラムシを駆除すると良いです。
害虫:アブラムシの発生の他に、テッポウムシが発生することもあります。
テッポウムシは特にモミジの幹を食害していくため、幹に穴が空いている場合や木くずが落ちしていればテッポウムシを疑いましょう。
穴から中の木くずやフンを取り除いてから薬剤をかけて駆除します。
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