祝い花

初心者でも育てやすく花色が豊富で色とりどりに変化するランタナ

ランタナは、クマツヅラ科シチヘンゲ属に属する熱帯植物です。
原産地は熱帯アメリカやブラジル、ウルグアイであり、草丈は30cmのものから2mに及ぶものまであります。
主な原種としては、熱帯地域で野生化している低木のランタナカマラと、花と葉が小さなほふく性のコバノランタナがあります。
日本では小笠原諸島など暖かなエリアで見られる花です。
開花期は5月から10月までと開花期が長く、初心者でも育てやすいのが特徴になります。
元々熱帯地域で育つ植物であるため、耐寒性は弱めです。
花色は豊富で白やピンク、赤、オレンジ、黄色、複色などがあり、一株でさまざまな花色が咲くという変わった花であることから七変化とも呼ばれています。
ランタナは自制力が高く種は一株あたりに12,000個も付けて、さらにはアレロパシー物質という他の植物の成長を抑制する成分が含まれていることから、ランタナ以外の植物の生育環境を悪化するため「要注意外来種生物リスト」に含まれています。
そのため、ランタナの栽培は簡単ではありますが、種の放出もしっかり管理して他の植物の生育環境を妨げないように注意しましょう。

■水やりについて
土の表面が乾いたら水を与えるだけで十分です。
冬は乾かし気味にすると良いでしょう。
ただし真夏に花が多くついているときには、乾燥しやすいので毎日水を与えるようにします。
庭植えの場合は、根付いたら水やりの心配はほぼないです。

■日当たりについて
日光に当てると花付きが良く、間延びもしないのでおすすめです。
日なたから半日陰で育てると良いでしょう。

■肥料
置き肥の場合は、リン酸分が多めのものを設置すると良いでしょう。
また、追肥は開花時期に少量与えるだけでも十分です。
液体肥料は月に2回ほど与えると良いでしょう。

■病害虫について
病気も害虫も心配もなく育てやすいのがランタナの特徴です。
まれにカイガラムシが付くことがありますが、見つけ次第ブラシなどで落とすだけで良いでしょう。