無数の瑠璃色の花が咲き誇る貴重な植物・ヒゴタイ
- 登録
- 2021/09/07
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ヒゴタイは、キク科ヒゴタイ属の多年草であり、日本では古くから自生している草花です。
毬のようなまんまるの形状の花が特徴で、開花期になると瑠璃色の花が一株に無数に咲き誇ります。
このまんまるの球状の花は無数の小花が集まったもので、球の上の方から順に咲いていきます。
葉はアザミに似ていて、とげがあるのが特徴です。
切り花としてだけでなく、ドライフラワーとしても人気が高い植物です。
草丈は1mほどですが、茎の部分が非常に長くなっています。
日本では本州西部や九州北部に分布しています。
実はヒゴタイは日本で採取されすぎてしまったこと、さらに日本がこれまで発展してきたことに伴う環境の変化によってどんどん個体の数が減少しており、2007年より絶滅危惧種に指定されました。
そのため野生で自生しているのを見かけるのは、近年では非常に稀になってきています。
■水やりについて
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えましょう。
また、太い根が地中深くまで良く伸びる植物であるために、庭植えする場合は水やりの必要がほぼありません。
長期間雨が降っていない場合は水を与えると良いでしょう。
■日当たりについて
耐寒性も耐暑性も強い植物ですので、日当たりの良い場所で育てると良いでしょう。
ただし、多湿の環境が苦手なので、庭植えの場合は水はけの良い場所を選ぶことが大切です。
■肥料について
緩効性化成肥料を株の周辺に撒いておき、4月から5月頃に液体肥料や置き肥を施します。
また秋または早春に株の周辺に苦土石灰を撒いておくと良いでしょう。
■病気や害虫に付いて
病気:日当たりが悪い場合や風通しの悪い環境で生育させていると、うどんこ病が梅雨の時期に発生することがありますので、栽培環境を整えてあげましょう。
害虫:茎の地際付近にフキノメイガの幼虫が入ることがありますので、見つけ次第防除してください。
また、蕾にはアブラムシが発生することがあります。
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