祝い花

小さな花がたくさん咲く姿が愛らしいトレニア

トレニアは、アゼトウガラシ科ツルウリクサ属の草花です。
アジアやアフリカにかけて広く分布しており、その種類は40種類にも及ぶと言われています。
代表的なトレニアの品種としては一年草のトレニア・フルニエリやトレニア・バイロニー、多年草のトレニア・コンカラーがあり、同じトレニアでも一年草と多年草のものがあります。
日本で一般的にトレニアとして親しまれている品種は、一年草のトレニア・フルニエリにあたります。
菫に似た小さな花が4月から11月の長いシーズン楽しめる花で非常に人気です。
花色はピンクや紫、青、白、黄色といった花を咲かせます。
まとまって咲く立性のものと、ふんわり広がって咲くほふく性のタイプがあります。

■水やりについて
用土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
真夏の高温には強い植物ですが、水切れは起こしやすいので注意します。
水切れすると生育が悪くなるのでその点も考慮して、水切れしないように気を付けて育てるのがコツです。

■日当たりについて
鉢植えの場合、耐暑性はまあまあでそれほど強くはないので、真夏の暑い時季は直射日光を避けて日陰で育てると良いでしょう。
それ以外の時期は風通しの良い日なたに置いて育てましょう。
庭植えする場合は西日の当たらない場所を選ぶことをおすすめします。

■肥料について
庭植えする場合も鉢植えの場合も緩効性肥料を施すと良いでしょう。
追肥としては2週間に一度水やりをかねて液体肥料をやると良いです。

■病気や害虫について
病気:比較的丈夫な植物であるため、病気にかかることは少ないのですが、6月から10月頃に雨が続いたり株が茂って蒸れてきたりなどすると灰色かび病が発生することがあります。
そのため、梅雨の時期などは花がら摘みを行うと良いでしょう。
また、風通しが悪くなるとうどんこ病が発生するので、風通しの良い環境で育てることが大切です。
害虫:アブラムシやアザミウマが開花期に新芽もしくは蕾を中心として発生することがあります。