祝い花

小学校の教材にも使われる、夏を代表する花アサガオ

アサガオはヒルガオ科サツマイモ属に属するつる性の一年草です。
初心者でも大変育てやすい花で、日本で小学校の教材に使われているなど、なじみ深いものですが、元々は中国から渡ってきて薬草として活用されていました。
意外ではありますが、熱帯から亜熱帯地域が原産です。
現在のように鑑賞用に使えるようになったのは江戸時代のことです。
花の形は円錐の形をしており、夜明け前からラッパのように花が開きます。
花色は青、紫、ピンク、白、複色があり、耐寒性はないものの耐暑性は強く、開花時期は7月~9月と長いのが特徴です。
草丈は20cmから6mと高さもさまざまで、花の大きさも小輪から巨大輪まで非常に豊富です。
1日花であるため、夜明け前に開花したら、昼前には萎んでしまいます。
種を付けないように毎日終わった後には花がら摘みされることをおすすめします。
また、つる性の草花ですが、中にはつるが伸びない品種のものもあるのです。

■水やりについて
花が開くまでは水やりは控えめのほうがおすすめです。
花が咲き始める7月頃からは朝の涼しい時間帯にたっぷりの水を与えましょう。
真夏で乾燥した時期は夕方までに水切れを起こしている際は涼しくなってから水をさらに与えます。

■肥料について
元肥は緩やかに効く緩効性肥料をあらかじめ用土に混ぜておきましょう。
ただ、生育とともに効果が薄れてくるので、植え付けてから3週間後に追肥として速効性肥料を与えます。
固形肥料の場合は1ヶ月に1回程度、液体肥料の場合は1週間に1度程度規定倍率で薄めたものを与えます。

■日当たりについて
耐暑性はあるので日当たりが良く、風通しも良い環境で育てましょう。
真夏は西日は避けると良いです。

■病気・害虫について
病気:特にありません。
害虫:ハダニ、ホコリダニ、オンシツコナジラミ、ヨトウムシが発生します。
ハダニは葉のツヤがなくなってくるような症状があれば葉裏にハダニがいる可能性があります。
ヨトウムシは見つけ次第捕殺しましょう。