切り花など鑑賞におすすめのカラフルなカラー
- 登録
- 2021/07/17
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カラーは、サトイモ科オランダカイウ属に属する南アフリカ原産の多年草です。
草丈30cm~100cmほどで、地中は球根である球根植物であることが特徴です。
カラーには湿地性のものと畑地性のものがあり、どちらかの性質によって育て方も異なっています。
葉の形状は三角形のやじり形、ほこ形があり、長くて太い茎が大きな特徴となっています。
鉢植えというよりもブーケや切り花に使われることが多い花です。
またカラーの部分で花弁のように見えるものは仏炎苞と呼ばれる萼が変化したものであり、花粉のように見える部分が、まさに花の集合体です。
仏炎苞の色は、赤や黄色、オレンジ、白、ピンク、グリーン、紫などがあります。
開花期は6月~7月頃です。
■水やりについて
・夏の時期の水やり
湿地性のカラーは、湿った環境の土を好むので、土の表面が乾きかけの状態になってきたらたっぷり水と与えます。
乾燥させすぎると花が付かないので要注意です。
真夏などは水が蒸発しやすいので乾燥に注意しながら水やりを行います。
畑地性のカラーは、湿った環境では根腐れしてしまうため、水やりは土の表面が乾いて着てからたっぷり水やりをします。
・冬の時季の水やり
湿地性のカラーは乾燥しないように水やりを与えますが、葉が枯れて休眠する晩秋の頃は水やりの必要がありません。
畑地性のカラーは、土の表面が乾いてから水やりをしますが、夏よりも水分の蒸発は少ないため夏よりも控えめな水やりで問題ありません。
■日当たりについて
畑地性のものも湿地性のものもどちらも日当たりを非常に良く好むため、日当たりの良い場所で育てましょう。
ただ、真夏の直射日光が当たる場所では葉焼けを起こしてしまうおそれがあるので直射日光を避けた環境で育てると良いです。
一方で日当たりが弱すぎると花が咲かないケースもありますので、日よけネットを使うか、ネットがない場合は半日陰で育てると良いでしょう。
■肥料について
球根を植え付ける際に緩効性肥料を混ぜこんで与えます。
追肥は4月~6月に月1回固形肥料を株元に施しましょう。
液体肥料の場合は週1ペースで施します。
夏から冬は肥料は不要です。
■病気・害虫について
病気
畑地性のカラーは、高温多湿の環境に弱いため軟腐病になるおそれが高いです。
球根が腐って溶けてしまいます。
軟腐病対策としては、雑菌の少ない用土を使うこと、そして使用する鉢も新しいものを使用するようにします。
害虫
アブラムシが付きやすく、アブラムシは汁を吸うことや葉に濃淡のモザイク状の斑模様が発生するモザイク病を媒介する可能性もあるので注意です。
また花色が褐色になることやシミができるアザミウマにも注意が必要です。
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