開花期が半年近くも続くヒャクニチソウ
- 登録
- 2021/06/15
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ヒャクニチソウは、メキシコを中心とした南北アメリカ原産のキク科ヒャクニチソウ属(ジニア属)の一年草です。
別名ジニアとも呼ばれています。
日本国内では、盆花や供花として良く用いられますが、花壇などに植えられる品種も多くガーデニングシーンで良く見かけられる花です。
耐暑性があり、暑い時期でも咲き続けられます。
ヒャクニチソウという名前は、百日もの長い間咲き続けることから名付けられていますが、現在では5月~11月が開花期となっているほど非常に長い期間花を付けます。
特に気温の下がってくる秋に花色が鮮やかになるのが特徴で、見ごろは秋の季節と言えるでしょう。
花色は豊富で白、ピンク、オレンジ、黄色、赤、複色などの花を咲かせます。
草丈は20cm~100cm程度です。
園芸用として利用されている品種は、ヒャクニチソウとして親しまれているエレガンスやホソバヒャクニチソウとして知られるリネアリス、メキシコヒャクニチソウとして知られるハーゲアナなどがあります。
■水やりについて
耐暑性が強いため夏の暑さには比較的強い草花ですが、極度に乾燥すると葉がしおれて花が小さくなる傾向にあります。
そのため、葉がしおれてくるようなときはたっぷりと水を与えます。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えましょう。
全体的に水を与えるというよりは泥や土が跳ねないように株元に水を与えるのがコツです。
これによって病気の予防にもつながります。
■日当たりについて
一般的に日当たりは良い場所で育てましょう。
エレガンスは長雨に当たると病気が発生しやすくなるために鉢植えの場合は、梅雨のシーズンになったら雨が当たらない場所へ動かしましょう。
庭植えの場合、降雨による泥の跳ね返りで病気が発生することがあるので、パーク堆肥などでマルチングすることをおすすめします。
■肥料について
植え付けの際に緩効性肥料を元肥として施し、さらに追肥として液体肥料を10日に一度施すと良いでしょう。
■病気や害虫について
病気:一般的にヒャクニチソウと呼ばれるエレガンスは、泥の跳ね返りなどで斑点細菌病が発生しやすくなりますので、症状が見られたら株を早めに処分してしまいましょう。
また、株が蒸れてくると灰色かび病やうどんこ病、立ち枯れ病が発生しやすくなりますので風通しを良くして育てましょう。
害虫:高温乾燥時にはハダニやアブラムシが発生しやすくなります。
見つけ次第すぐに駆除しましょう。
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