庭植にも最適な日本の風土に合った花・アヤメ
- 登録
- 2021/06/02
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■凛とした姿が美しい日本の花・アヤメ
アヤメは古くから日本に自生し親しまれている花で、園芸種は戸畑アヤメ、チャボアヤメ、クルマアヤメなどがあります。
よくハナショウブやカキツバタと混同されがちですが、湿地に育つこれらの花とは違い、アヤメは地面で育てることができるため、庭植にも適しているのです。
5月から6月の初夏に紫の花を凛としたシルエットで咲かせるため大変人気があります。
高さは30cmから60cmほどになり、まっすぐ上に向かって生え、茎の先に1輪から3輪ほどの花を咲かせます。
アヤメとよく似た品種にジャーマンアイリスがありますが、こちらもアヤメと同様、乾いた土に植え付ける園芸種です。
アヤメは庭に取り入れることで和風の趣のある空間の演出から、バラやクレマチスのコンパニオンプランツとしても利用できる育てやすい花として人気を博しています。
■日当たり
アヤメは日当たりの良い乾燥した場所を好みます。
ハナショウブと混同されがちですが湿った土地や日当たりの悪い場所では花が付きませんので注意します。
庭に植える場合には盛り土をして植え付けるとよく育ちます。
■水やり
アヤメは鉢植えの場合には表面の土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり与えます。
庭植の場合には特に水やりの必要はありません。
■肥料
鉢植えの場合には3月の芽が出る前と花後の9月に緩効性の化成肥料を施肥しますが、庭植の場合には施肥も必要ありません。
■病害虫
5月から夏にかけてニカメイチュウが発生しますので駆除します。
■植え付け
アヤメは水はけの良い土壌を好むため赤玉土と腐葉土を混ぜたものに植え付け、植え替えは芽出し前の2月から3月にかけて行います。
鉢植えの場合には根詰まりを起こしやすいので、株分けも兼ねて毎年植え替えるようにしてください。
芽出し直前か花が終わった後に株の根元を2つに分けるようにハサミで切ることで株分けをすることができます。
■そのほかの手入れ
花がらをこまめに摘み取ることで株を健康に育てることができます。
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