愛らしいふっくらした花が魅力の晩春に愛でたい八重桜
- 登録
- 2021/04/15
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八重桜は一般的に花見で楽しまれるソメイヨシノなどの桜とは異なる特徴を持ち合わせています。
ソメイヨシノを代表とする3月の下旬から4月の上旬にかけて見ごろを迎える一般的な桜の花びらは5枚なのに対し、八重桜は1輪の花で10枚から多いものでは130枚もの花びらを付け、菊咲きと呼ばれる種類では何と300枚以上もの花びらを付けます。
また、開花時期も4月中旬~5月上旬頃と一般的なお花見の時期を過ぎてからの遅咲きが基本で、ソメイヨシノや山桜が終わってしまってから楽しむことができます。
花と同時に新葉を枝に付ける性質もあり、ピンク色のボンボンのような愛らしい花と新緑の緑のコントラストも楽しめる木です。
■温度環境について
苗木を植え付けるのは11月~3月中旬にかけての休眠期が基本です。
ただし、寒さに弱いので12月中旬~2月中旬は避けましょう。
地植えの場合、幅は50cm~60cm、深さは30cm~40cmほどの植え穴を掘って植えます。
鉢植えで植えるなら円周が苗よりも1回り~2回り大きく、深さ20cm以上ある大ぶりの植木鉢を使ってください。
■日当たりについて
日当たりと風通しのよい場所で育てます。
まだ木が幼いときは、風で倒れやすいので、支柱を立てて支えてあげると安心です。
■水やりについて
地植えの場合、植え付け直後の1ヶ月~2ヶ月の間は、土が乾いたら水を与えるようにし、根付いてからは自然に任せて雨降りの水のみで育つことができます。
鉢植えの場合は土の表面が乾きかけたら早めに水をあげるようにしましょう。
特に蕾が膨らみ始めたら、お水が切れないように気を付けてください。
■肥料について
地植えの場合は2月の寒い時期と花が咲いた後の5月の年2回、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えるか、油かすと骨粉を等量でブレンドした有機質肥料を与えるようにします。
鉢植えの場合は年に4回の施肥がおすすめで、3月と10月の時期に液体肥料をプラスして与えてあげましょう。
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