日本のツツジやサツキを品種改良して生まれたアザレア
- 登録
- 2020/11/12
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アザレアは、ツツジ科ツツジ属に属する日本・中国原産の常緑性の低花木です。
アザレアの交配親は日本原産のツツジであることから、ツツジやサツキに似ているのが特徴です。
日本では江戸時代から品種改良が盛んに行われ、サツキやクルメツツジ、江戸キリシマなどの園芸品種から作られました。
花は豪華で大輪八重咲きや一重咲きがあり、花色も白、ピンク、赤、紫、オレンジ、複色などバラエティ豊富です。
一方で、耐寒性の強いツツジやサツキと違い、耐寒性はやや弱いですが、耐暑性は強くなっています。
また白い花が咲く品種は稀で貴重です。
日本では冬に販売されることが多いですが、促成栽培によるものであり、本来の開花期は4月下旬から5月中旬です。
日本に自生する植物を改良して生まれた花であることから、栽培は比較的簡単にできます。
■水やりについて
春は新梢が伸びて良く生長する季節なので、毎日水やりを欠かさず行います。
夏は土が乾きやすいため、朝夕の2回にかけて水やりをします。
秋は1日1回、冬は土が乾いたら水を与える程度で十分です。
シーズンによって水やりを変えましょう。
■日当たりについて
購入したアザレアの鉢植えについては、窓際などの日が当たる室内で育てると良いでしょう。
このときエアコンの暖房をつけると乾燥した温風が当たることで蕾が落ちてしまう場合や花が傷む可能性があるので注意します。
4月以降は戸外の日当たりが良く風通しの良い場所で育ててください。
また7月~9月上旬は真夏の直射日光で葉焼けを起こしてしまうので半日陰で育てます。
初秋から11月下旬までは日向へ移して寒くなってきたら室内で管理します。
■肥料について
花後に緩効性化成肥料か固形の油粕を施しましょう。
また9月にはリン酸を含んだ緩効性化成肥料を与えると翌年に蕾が付きやすくなります。
■病気・害虫について
病気
葉に褐色の斑点ができる褐斑病、葉が黒くなって枯れる疫病にかかるおそれがあります。
害虫
春から秋にかけての時期にハダニやグンバイムシが発生して汁液を吸って歯を白くさせるおそれがあります。
また、ベニモンアオリンガも発生しやすく、蕾や新芽の中に入って食害します。
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