華やかな花を咲かせる「つる性植物の女王」クレマチス
- 登録
- 2020/08/06
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■つる性植物の女王・クレマチス
クレマチスはつる性植物の女王と呼ばれ、古くからガーデンプランツとして親しまれている人気の花です。
日本ではテッセンと呼ばれている白い花弁に濃い紫の雄しべの原種クレマチスが有名ですが、世界中の原種が品種改良されて現在では多種多様な姿のものがあります。
1年に1回春に花を咲かせる一期咲きのモンタナ系や四季咲きのフロリダ系、ヴィチセラ系、ベル型のテキセンシス系など品種によって育て方も大きく変わってきます。
バラの人気に伴いコンパニオンプランツとしても多く利用されており、中には5mほどにもつるが伸びる品種もあり、アーチやパーゴラに仕立てるなど多様な楽しみ方ができる魅力的な花です。
■日当たりについて
クレマチスは日光を好むため半日以上は日が当たる場所に植え付けますが、半日陰でもつるを伸ばし、花を咲かせることができます。
風通しの良い場所に植え付けますが、あまり風が当たりすぎるとつるが切れて花が付かなくなってしまうので注意しましょう。
■水やりについて
鉢の表面が乾いたらたっぷりの水をやります。
特に開花時期は水切れを起こしやすいのでたっぷりと水やりをしましょう。
地植えの場合は水やりをしすぎると根腐れしてしまうこともあるため、あらかじめ水はけの良い土壌に整えてから植え付けます。
■肥料について
クレマチスは肥料を欲しがる植物です。
早春から秋にかけての生育期間には緩効性肥料を1ヶ月に1回程度与え、株を充実させることで花付きが良くなります。
冬場には寒肥を施肥すると春の芽の付きが良くなります。
■クレマチスの病害虫
クレマチスの最大の敵は立枯病です。
元気に見えた株もある日突然枯れてしまうことがありますので、あらかじめ挿し木で予備の株を作っておくことをおすすめします。
そのほかにも白絹病やうどん粉病などの病気にかかりやすいため、できるだけ風通しの良い場所に植え付けて対処しましょう。
またアオムシやナメクジ、ヨトウムシなどの害虫も発生しますので被害が大きくなる前に駆除します。
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