多種多様な姿を見せる豪華絢爛な花・ダリア
- 登録
- 2020/07/06
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■さまざまなサイズが楽しめるダリア
ダリアは、メキシコやグアテマラ原産のキク科テンジクボタン属(ダリア属)の多年草です。
豪華絢爛ともいえる巨大輪種から大輪種、中輪種、可憐に咲く小輪種などとさまざまなサイズの品種があり、咲き方や花色、草姿も非常にバラエティ豊富にあります。
中でも大輪種は草丈が高くなるものが多いため、地植えでよく見られる品種です。
小輪種はガーデニングダリアと呼ばれており、寄せ植えとしてもよく見られます。
近年は切り花としても流通が増えてきている花です。
球根を植え付けると夏から秋にかけて長く開花し、栽培も比較的簡単です。
ダリアという名前は、スウェーデンの植物園園長であるアンデシュ・ダール(Anders Dahl)から由来しています。
また、和名では天竺牡丹(テンジクボタン)と呼ばれていますが、これは花姿がボタンに似ているためであり、テンジクとは天竺のことで、海外から輸入された花は天竺という名を付けていたことから天竺牡丹と呼ばれるようになりました。
草丈は20cmから200cmのものまであり、皇帝ダリアにいたっては3m~5mもの高さがあります。
花色は赤、オレンジ、ピンク、黄色、白、紫、複色があります。
■水やりについて
ダリアは球根の植物であることから乾燥には耐えられますが、滞水すると球根が腐る原因となります。
そのため、庭植えの場合は基本的に水やりをする必要はありません。
降雨だけでも十分に水やりの代わりになるためです。
一方、鉢植えは水切れしないように、土の表面が乾いたら水を与えるようにしましょう。
■日当たりについて
できるだけ半日以上は日の当たる場所で育てるようにしましょう。
ただ、夏の場合は高温にならないように鉢植えで移動できる場合は、日陰へ移動させると良いです。
■肥料について
元肥を与えるほかに、5月、9月頃に追肥をすると良いでしょう。
鉢植えの場合は、真夏の時期を除き月3回ほど液体肥料を施すようにします。
もしくは月1回の置き肥でも良いです。
■病気・害虫について
病気:花色に異常が出るウイルス病やうどんこ病が発生する可能性があります。
ウイルス病は回復が難しいので、ほかの株に伝染しないように処分しましょう。
また、風通しの悪い場所で育てていると灰色かび病が発生することがあるので見つけたら除去してください。
害虫:夏にかけてはアブラムシ、ハダニが発生する可能性がありますので、見つけ次第駆除しましょう。
このほかにも地際の茎に入るメイガ類も防除します。
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