祝い花

丸いフォルムが可愛らしい「ポンポンマム」を育ててみよう!

菊の花は仏花のイメージが強いですが、菊の花の中でもポンポンマムと呼ばれる、丸いフォルムの可愛らしい西洋菊は、見た目だけでなく素敵な花言葉を持っているので、花嫁のブーケやアレンジメントフラワーの材料に使われることが多いです。
ポンポンマムは、菊として定番の黄色や白色以外にも、鮮やかな赤色やオレンジ色、真ん中の花芯と花びらの色が変わっていてグラデーション状になっているものと、カラーバリエーションも豊富なので、好みの色から選ぶこともできます。

■日当たりについて

ポンポンマムは日当たりのいい場所に植えましょう。
十分に日が当たらないと花の付きが悪くなってしまいます。
また、ポンポンマムの草丈は60cmから大きいもので1m近くに成長しますので、花壇や庭の後方に植えると見栄えが出ます。
ポンポンマムの開花時期は他のキク科の植物と同じで、10月から11月の晩秋に咲きます。
また、冬場に霜に当たると枯れてしまいますので、根元に藁や腐葉土をかぶせてマルチングすると安心です。
翌年の4月から7月までのつぼみを付ける前に剪定をしておくと、ポンポンマムが枝分かれしてボリュームのある株になります。

■水やりについて

ポンポンマムは乾燥に弱い花ですので、水切れには注意しましょう。
土の表面が乾いていたら、たっぷりと水を与えます。
乾燥しやすい夏場は、朝夕の2回水をあげると安心です。

■株分けについて

ポンポンマムは挿し木で簡単に増やすことができますので、ポンポンマムを増やしたい場合には7月8月を避けた5月から9月の間に、元気な茎を先端から10cmほど部分で切り落として挿し木にしましょう。
切り落とした茎は、先端の葉を2枚ほど残して残りは全て取ってしまいます。
その後、川砂や赤玉土など挿し木に適切な土に挿して、2週間ほど日陰で育てます。
発芽したらポンポンマムの苗と同じように、自分の好きな場所に植えて成長を待ちましょう。