冬贈るならこの品種!寒さに強いお祝い用観葉植物の選び方

11月から2月にかけての寒い時期にも、就任祝いや開業祝い、開店祝いなどお祝い事で贈り物をするご機会はございます。
但し、寒さは観葉植物にとっては大敵で、せっかく贈ったのに配送中に傷んでしまった、お届け先が寒冷地で早くに枯れてしまったといったご経験はございませんでしょうか。

このページでは、寒い時期でもなるべく安全に配送ができてお届け先で冬を越せるような、耐寒性に優れた観葉植物の種類をご紹介いたします。
就任祝い、開業祝い、移転祝いなどのお祝い事の贈り物をする際にご参考くださいませ。
また、冬に観葉植物をお贈りする前の注意点についてもご案内いたします。

目次
  1. ズバリ!寒さに強い観葉植物とは?
    1. 法人間の定番!ユッカ・エレファンティペス
    2. 模様が入った葉がおしゃれなシェフレラ(ホンコン)
    3. 特に耐寒性が高いアジアンテイストなシュロチク
    4. 屋外用は氷点下でも耐えるオリーブ

  2. 観葉植物を贈る前に!注意したいポイント
    1. 氷点下となる地域への、観葉植物の宅配配送はNG!
    2. 必ずお届け先が受け取れる日を確認
    3. 極力温かい場所に置いて飾ってほしいことを伝える

  3. あとがき


    ズバリ!寒さに強い観葉植物とは?

    寒さに強い観葉植物はユッカ・エレファンティペス、シェフレラ、シュロチクなどがございます。宅配便での配送中も2~3日の間であれば、外気温1~5度でも枯れずに届く確率が比較的高い品種です。法人お祝いの定番であるドラセナ・マッサンゲアナやパキラは温暖地域の観葉植物となり、冬の低気温では葉が落ちたり幹が弱々しくなることがございます。尚、ユッカ・エレファンティペス、シェフレラ、シュロチクも氷点下の気温での配送は危険性が高く、降雪の元にさらされてしまうと寒さに耐えきれず急激に弱り枯れてしまうので、あくまで宅配便の配送中に耐え忍ぶ程度と考え、必ずお届け先様がお受け取りいただける日を確認して注文するようにしましょう。

    法人間の定番!ユッカ・エレファンティペス

    ユッカ・エレファンティペスは、真っ直ぐ伸びた樹形から力強く伸びる若者を象徴した「青年の樹」と呼ばれております。これからスタートをする企業様へ「成長」の願掛けとして、就任祝い、開店祝い、開業祝いなどの法人間のお祝いでの定番の贈り物として大変人気があり、間違えのない贈り物をされたい方はこの品種を選ぶとよいでしょう。適温は5°以上となりますが、窓口や玄関の傍に置いたり外に出してしまうことがなければ基本的に冬を超えることができます。耐寒性や乾燥に強いため初めて観葉植物を飾る方にも育てやすく、葉も横に広がりにくいので、設置場所が限られている贈り先へお送りする観葉植物としてもお薦めです。また、贈りものとして需要が高いユッカは多く生産されているため、成人ほどの高さがある10号サイズの大きなものから、卓上に置いて飾れるような6号サイズの小さなものまでサイズが豊富で、お届け先のスペースにあわせて選びやすいのも特徴です。
    ユッカ・エレファンティペス 6号サイズユッカ・エレファンティペス 7号サイズユッカ・エレファンティペス 8号サイズユッカ・エレファンティペス 10号サイズ

    模様が入った葉がおしゃれなシェフレラ(ホンコン)

    初心者の方でも特に育てやすいことで知られているシェフレラ(ホンコン)は、模様が入った葉がお洒落で営業所やオフィスに飾るインテリアとしても人気があります。
    また、「実直」「とても真面目」といった花言葉があり、お取引先に対する誠実さをアピールしたり、末永く真摯なお付き合いをしていきたいというメッセージ性を込めて、開業祝いや移転祝いなどの法人間でのお祝いの贈答品として贈られています。亜熱帯から熱帯地域が原産の植物で寒さだけでなく暑さや乾燥にも強いため、観葉植物の中でも特に丈夫で初心者向きの品種としても知られています。お水も基本的に、乾燥した際にたっぷりあげた後都度水が乾くまではそのままでも大丈夫なので、冬場であれば最悪1週間ほどお水やりができない際も生き延びられる場合がございます。但し水不足や乾燥をしている状態だとたくさんの葉が落ちるので注意が必要です。出張などで人が出払ってしまうことが多いお取引先のオフィスへ贈る際などは、なるべく3日に1度お水やりをするように贈り先へご一報しましょう。
    観葉植物 シェフレラ(斑入りホンコン) 10号※白丸鉢カバー付【花言葉カード付】ユ観葉植物 シェフレラ(斑入りホンコン) 10号※2色仕様のバスケット鉢カバー付【花言葉カード付】

    特に耐寒性が高いアジアンテイストなシュロチク

    中国南部が原産地であるシュロチクは、まるで竹のように真っ直ぐ伸びた幹と細い葉がアジアンテイストを演出する観葉植物です。スタイリッシュさからショッピングモールの開業祝いやインテリアショップや美容室の開店祝いなどにも人気が高い品種です。別名「緑の宝石」と呼ばれており、飾ることで魔除けの効果を得られる植物としても知られており、縁起の良い贈り物として開店祝いや開業祝いなどへ贈られています。前述の2品種と比べても特に耐寒性の強いシュロチクは、一時的であれば気温が0度近くなるような場所に置いても持ちこたえることがあり宅配便で配送するような際は冬季期間は特に贈りやすい品種です。とはいえ、適温は5度以上であるため降雪地域は特に寒い場所に長時間さらされないよう注意しましょう。また、シュロチクは半日陰の、日が差し込むけれども当たりすぎないような場所を好むため、窓際に近すぎない場所に飾ってもらえるように贈り先へ伝えておくのがよいでしょう。
    観葉植物 シュロチク 10号※黒丸鉢皿付【花言葉カード付】観葉植物 シュロチク 10号※バスケット鉢カバー付【花言葉カード付】

    屋外用は氷点下でも耐えるオリーブ

    調味料としても有名で、スマートな見た目からベランダや庭に飾る観賞用植物としても人気が高いオリーブは、なんど外気温マイナス3度程度までは耐えて越冬できることがございます。外置きで飾る観葉植物を希望するお届け先や室内に贈り物を置く場所がないお届け先にお贈りするのにおすすめで、美容室や飲食店、小規模な店舗の開店祝いや移転祝いの贈答品として選ばれています。花言葉も「平和」や「知恵」などがあり、円満な経営を祈願する意味合いを込めた贈り物としてご利用いただけます。
    <屋外専用>観葉植物 オリーブ 8号 インテリア鉢カバー「ダークブルー」仕様<屋外専用>観葉植物 オリーブ 10号 インテリア鉢カバー「イエローレモン」仕"
    >


    観葉植物を贈る前に!注意したいポイント

    いざ観葉植物を贈ろうと決めたとして、そのまま寒さに強い観葉植物を贈れば大丈夫であろうと安易に手配するのは危険です。
    次の注意事項を参考に、相手の都合も良く確認した上で注文を検討しましょう。

    氷点下となる地域への、観葉植物の宅配配送はNG!

    観葉植物は大きいため、全国地域への配送は宅配便での配送でお届けしている販売店も多くございます。宅配便での配送時に注意が必要なのは、配送中に温度管理ができないことです。配送中やトラックの扉の開け閉めの際に冷気が入り込みトラックの荷物は冷え込みます。そのため、生き物である観葉植物は外界の低気温の影響を受けて傷んでしまうことがございます。基本的に多くの観葉植物は外気温が5度を下回る環境に長くいると元気がなくなるようになり、外気温が氷点下(0度以下)となると凍傷し枯れてしまうリスクが急激に上がります。特に冬場は外気温が氷点下となる日が多い中部地方や上越地方の山間部や東北地方、北海道へのお届けや雪が降るような地域は、せっかくの贈り物が届いた時には傷んでいるといったようなトラブルも見受けられるため、室内で飾ることが推奨されている観葉植物は、原則宅配便でのお届けは避けるようにしましょう。尚、お届け先の近くにあるお花屋さんが自社便配送を行っている際には、短い配送時間で届けることができるためお花屋さんの自社便配送を依頼するのがベストです。但し、寒さが厳しい地域は市場に観葉植物の入荷がなく、お花屋さんも仕入れが厳しいことが多いので事前に問い合わせるようにしましょう。また、室内に飾ることができて温度の影響を受けないのは生ものではない造花の観葉植物です。昨今は光に当たると抗菌効果や防臭効果を発揮する光触媒を使用しているものもあるため、氷点下を観測するような地域へのお届けは造花の観葉植物をお届けすることも視野に入れると良いでしょう。

    必ずお届け先が受け取れる日を確認

    冬場は特に、お届け先で受けて取ってくれる人がいる日にちをよく確認するようにしましょう。前述の通り冬場は寒さの影響をうけます。配送中は勿論、宅配便であれば宅配の集荷センターも荷物を保管する場所は温度管理がされておらず暖かくないことも少なくありません。お届け先がご不在の日に配送し持ち戻りをして再配達まで集荷センターで保管されてしまうと、その間に寒さで徐々に植物が弱ってしまいます。よく会社宛ての贈り物で多いケースとして、月曜日の開業に間に合うように前日の日曜日に届くように手配したところご不在で持ち戻りをしてしまうことや、お届け先の企業様で社員の方が出張に出られオフィスに人がいない日が多く長期にわたりお受け取りいただけないことがございます。せっかく受け取っていただいた頃には観葉植物が萎れてしまったということがないように、贈る前になるべく受け取っていただけるお日にちなど相手の都合を確認するようにしましょう。どうしても気を遣わせてしまうため聞きづらいという場合は開業日当日に宛てて贈るのがおすすめですが、開業延期などがないようにこまめに相手のスケジュールを確認することが大切です。

    極力温かい場所に置いて飾ってほしいことを伝える

    寒さに強い観葉植物も、寒い場所(主に5度を下回る場所)に長時間置かれてしまうと寒さで徐々に弱ってしまいます。観葉植物はお花と違い冬場でも屋外に生えている印象が強いため受け取る人によっては外に出していても大丈夫であろうと考える方もいます。株が強い観葉植物は降雪地域でなければ屋外に出していても冬を越すことができる場合もありますが、基本的に屋外で飾ることを目的としている品種以外は寒い場所に置き続けるのは萎れてしまう原因となるため避けたいところです。お相手先のスペースの都合が最優先とはいえ、なるべく人が日中業務をするような温かい場所に置いていただきたいことを一報するのがよいでしょう。また、あまり広くないお届け先などへは、場所をとらない小型の観葉植物を贈ることも、相手への思いやりや配慮になります。


    あとがき

    観葉植物は生き物のため、どうしても寒さの強い冬場の配送は悩みがつきものです。お届け先にも気持ちよく受け取ってもらえるような贈り物ができるように、何を贈るかより慎重に検討することが大切です。配送のリスクやおすすめの贈り物はビジネスフラワー(R)でもご相談を承っておりますので、マナーも含めて些細なことでも気になりましたら是非お電話やお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。