祝い花

展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花のマナー

■さまざまなマナーがある
個人、法人を問わず、展覧会や個展や美術展の開催にあたっては、個人的にお花を贈ることや会社としてお花を贈ることも多いかと思います。
とはいえ、どんなお花を贈るのが正解なのだろうか、どのタイミングで、どのくらいの予算の花を贈れば良いか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
ほかの方も贈られているので、ほかに比べて著しく見劣りしても困りますし、かといって、場になじまないテイストのものでも困ります。
ここでは展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花のマナーについて、ご案内していきます。

■送るお花の種類について
展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花の種類は、スタンド花やアレンジメントフラワーが主流です。
スタンド花はお届け先で処分できないことがあるので、届けたお花業者が直接回収してくれるサービスや簡単な手続きで宅配業者などが回収に来てくれるサービスが付けられる業者でお花を求めることがおすすめです。
展示会場などのスペースが狭い、置き場所が少ないなどで、スタンド花が受け取れないようなケースでは、篭花のアレンジメントフラワーなどを送るようにしましょう。
アレンジメントを贈る際のマナーとして、贈られた方が電車や車で持ち帰ったり、たくさんお花をいただきすぎて現地で処分したり、開催期間が長く、枯れてしまってその場で処分することを考慮したうえで、サイズなどを選ぶことが大切です。
あまりに大きすぎる場合や太くて硬い茎のものなど、処分しにくい形状やデザインのアレンジメントを贈ってしまうと、持ち帰るにも捨てるにも手間取ってしまい、かえって負担をかけてしまうので注意しましょう。
なお、会場に贈る花の定番の一つとして、胡蝶蘭を選ばれる方も少なくありません。
胡蝶蘭にも大輪胡蝶蘭やミディ胡蝶蘭などさまざまな種類やスタイルのものがあります。
贈り先の方が車で移動されているのか、電車で移動されるのかを考えたり、確認するほか、開催期間なども踏まえ、持ち帰っていただけそうなサイズのものを選んだり、会場に回収に伺うサービスが付けられる業者に依頼したり、処分がしやすいものを選ぶことがマナーです。

■贈るタイミング
贈るタイミングは開催する会場によって左右されます。
贈りたいご本人に確認されるより、イベントの主催者や会場を管理している施設運営窓口に確認したほうが、正確な情報が得やすいです。
一般的には、開催の前日である会場設営の準備日か開催当日、開催期間の初日がほとんどでしょう。
会場の設営準備をしている間か、準備が整い、間もなく開催というタイミングが良いのかは主催側や会場側によりますので、勝手な判断は禁物です。
準備の日に飾る場所を決めたいという意向もあれば、準備中は備品の移動などで余裕がなく、花が邪魔になる場合や損壊してしまうおそれもあるので、当日指定のケースもあります。
なお、前もってと考える方がいますが、花は生ものであるとともに、基本的に展示会は場所を借りているだけで、会場として数日前から預かってもらうことはできません。
主催者側も、予算の関係から、開催日程に合わせ最小限の日数しか会場を借りていませんので、前倒しでの手配はしないでください。
なお、主催者が団体ではなく、知り合いの一個人であり、気軽に確認ができる間柄であれば、贈って良い日を確認してからお手配をするのがベストです。
サプライズで贈りたい場合は、会場に贈って良いタイミングを確認し、開催前日または当日に届けるようにしましょう。
ただし、主催者でないと受け取れない会場もあり、せっかく贈ったのにすれ違いで届けられなかったといったアクシデントも起こるので、サプライズしたい気持ちを抑え、事前に贈りたいという気持ちを伝える程度にしましょう。
「お花を贈りたい」と本人に伝えるだけでも、十分にサプライズ感があり、喜んでいただけます。
困った時には、ビジネスフラワー(R)にご相談ください。
お客様に代わって受取人様への確認も承るので、贈り主の前を伏したうえでのサプライズでのお届けも可能となるためです。

■金額の相場
では、展覧会や個展や美術展の開催にあたって贈るお花の相場はどのくらいでしょうか。
ほかにも贈る方が多いと、比べられてしまうので、相場感覚は重要です。
スタンド花の場合は、1.5万円~2万円が相場です。
これに対して、アレンジメントフラワーは相場はありません。
アレンジメントフラワーは、サイズで値段が異なるのではなく、花の種類や品質、手掛けるフラワーアーティストの技術や知名度、デザインなどによって、価格が異なるものです。
会場に贈る際は、スペースの問題で受け取れるサイズが決まっているため、価格よりもスペースや持ち帰りしやすいサイズを考慮するのが良いでしょう。

■お札について
展覧会や個展や美術展の開催にあたってお花を贈る場合、ほかにも多くの方から送られてくる可能性があり、誰から届いたのか一目でわかるようにするのもマナーです。
また、贈り主が明示されることで、本人や主催者が用意したのではなく、お祝いとして贈られてきたのだとわかり、場が盛り上がり、来場者の信頼アップにもつながります。
お札には、文言(祝○○(お届け先展覧会名)開催)+贈り主名を記載するのが基本です。
主催をされている方の中の、一個人に宛てたい時は宛名も入れるようにしましょう。

■注意事項
会場が百貨店の催事場である場合、セキュリティ面や配送物管理のため、事前に申請をしないと受け取ってもらえないことがあるので注意しましょう。
展示会会場の場合、基本的に貸し出されているスペースで行われるため、セキュリティ上、展覧会主催をされている本人やスタッフの方でないと受け取れないのが一般的です。
主催関係者が不在だった場合、せっかく贈っても受け取ってもらえないことがあるので、事前に主催者に確認を取るなどしなくてはなりません。
また、会場によっては、同日に多くのイベントを開催しているなどで混乱することを避けるため、受け取っていただける時間帯が限られていることがあります。
そのため、時間が確約できず、時間帯指定の幅がある宅配便で届けるのは基本的におすすめできません。
マナーを踏まえて、スムーズで確実にお花を届けたい場合には、数々の展覧会や個展や美術展、数々の会場へのお届けをしてきた豊富な実績を持つビジネスフラワー(R)にご相談ください。
ビジネスフラワー(R)がお客様の代わりに、主催者や会場に詳細を確認して、ベストタイミングで手配や回収まで行います。