供花

日々の日常でお仏壇に供えたいお花とは?

■毎日のお仏壇のお供え花に悩んだら

お仏壇にはお花を絶やさない、故人の好物や毎朝ご飯やお茶を一番に備えて、手を合わせている方は少なくありません。
お仏壇のお花というと白や黄色の菊が定番でしたが、近年はカラーも種類もさまざまなものを飾るご家庭が増えています。
カーネーションなどの洋花や、赤やピンクと華やかな色の花を選ばれる方も少なくありません。
故人が好きだった花や好きだった色をメインに選ばれる方も多いのではないでしょうか。
お花が枯れる前に次のお花に交換するといっても、時にはいつも同じ花ではつまらないかなとか、季節に合った花を選びたい、故人がもっと喜んでくれる花はないかと選びあぐねる方もいるでしょう。
そんな時には月ごとに旬の花を知って、見頃を迎えるお花を供えてみるのも1つの方法です。


■一番美しい時期のお花を供えよう

近年は栽培技術の進歩や温室栽培などを通じて、年間を通じて定番の花が手に入ります。
バラやカーネーション、ガーベラや菊などはその代表例といえるでしょう。
ですが、いつでも手に入りやすいお花も本来は旬の時期があります。
10月11月には菊やコスモス、バラなどが見頃を迎えます。
コスモス畑やバラ園がにぎわったり、各地で菊人形展や菊の品評会などが開かれたりする時期です。
菊といえば、お仏壇に供えるのは定番過ぎるお花ですが、その種類も色合いも実はさまざまあります。
一番美しく咲く時期の大振りの白や黄色の立派な菊を備えてみるほか、ピンクやパープル系の可憐な小菊や、ふんわりとボリューミーで華やぎのあるスプレー菊、秋らしい名がつく洗練された趣の秋明菊(シュウメイギク)などもおすすめです。
スプレー菊はピンクや紫、黄色など色合いも多彩で、バラやカーネーションなどの洋花に似た見た目です。
旬の時期だからこそ、菊の種類について学びながら、故人やご先祖様に報告されてもいいかもしれません。
「今の時期はこの花が旬よ。」とご先祖様と心を通わせるのも素敵な時間です。