祝い花供花

お祝いの花やお悔やみのお花の立札について

■お祝いとお悔やみの花とスタイル

胡蝶蘭は立ち姿が見事でお祝いにも使われますし、白一色の荘厳な雰囲気から葬儀の供花にも贈られます。
路面店の開店祝いの場合は店舗が映えるようにスタンドのアレンジメントを用いることもありますし、葬儀には二基一対で大きいスタンドの花を要することもあるでしょう。
お祝いやお悔やみの花に用いられる場合、立札を添えることが多いです。

■お祝いの立札の表書きと注意

立札はお祝い事であれば、「祝」など御祝文言を入れてその下に名前等を記入します。
ビジネス用途で贈る場合は贈り元の社名や肩書きと個人名、個人間であれば、個人名のみを記載します。
たいていの場合、贈り先は分かっているので、省略されることがほとんどです。
贈り主の名や所属名がないとどちらから来たのか分からずに先方に迷惑をかけるので入れるようにしましょう。
もし、相手先の名前を入れるのであれば、御中や様等の敬称を忘れないようにしてください。
開店祝いや開業祝いはオープンする前日までに手配するのですが、日にちが間に合わない場合は、開店後一週間以内に持参し、表書きを「祈御発展」として、ますますの会社の発展を祈る気持ちを込めて贈ります。
花は相手の好みに合わせて贈るといいでしょう。
開店祝いに贈る際は、赤だけのスタンドの花にすると赤字や火事を連想する場合があります。
気にしない方がほとんどですが、相手先の関係者がマナーに厳しい方がいる可能性もあるため、いくら相手や責任者の方が、赤が好きでもできれば色とりどりの取り合わせにしたほうが無難です。

■お悔やみの供花で気を付けるポイント

供花の場合は、地域差がありますが立札に「供」と黒字で入れて、贈り主の社名、肩書きと氏名を入れます。
親族や故人と親しい間柄の場合は名前だけで構いません。
配偶者の親族などで直接の親戚でない場合は、分かるように地名などを入れるところもあります。
供花は地味な色の取り合わせが多く、白や紫、薄い黄色のように華美な配色にならないようにされることがほとんどです。
宗教施設によっては白一色の花にするようにと決まりがあることもあり、胡蝶蘭や白い百合の花はぴったりです。
胡蝶蘭については白い花びらで花芯もアイボリーのものがあり、葬儀に相応しいでしょう。
白い色でも洋花や棘のある花は、葬儀の場には相応しくないので選ばないように気を付ける必要があります。