地域や時代によって知っておくと安心の供花のマナー
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- 2017/12/15
供花は親しい方や知り合いの方やそのご家族が亡くなられた際に贈る花で、一般的には葬儀場の祭壇の左右などに供えられるものです。
葬儀に参列したくても、遠方にお住まいで行くことが難しいケースや、お体のご事情やスケジュールのご事情で行くことができないといった場合に香典に代えて贈るケースのほか、祭壇が寂しくならないように参列するご親族が香典などとは別に用意されるケースや、故人様が勤務していた会社や喪主の方の勤務先、故人様が入所されていた老人ホームなどから贈られる場合もあります。
基本的に供花は仏式だけでなく、神道やキリスト教式でも贈って問題ないとされています。
ただし、贈り方やお花の種類や色合いには少し気を付けるといいでしょう。
仏式では供花に贈り主の名札を添えるのが基本で、個人で贈るなら個人名を、会社や施設など団体で贈るなら会社名や団体名を、2名程度で贈るなら個人名を連名で、それ以上の複数なら親族一同や孫一同などと名前を入れた札を貼付します。
これに対してキリスト教式の場合は名札は付けず、お花だけを贈るのが礼儀です。
また、キリスト教式の場合は花は白のみと厳格にしている宗派もあるため、基本は白い花オンリーにするのが無難でしょう。
神道では白い菊や黄色い菊が無難ですが、仏式では近年はかなり自由度が高まっていてピンクの花などカラフルになってきています。
冬の前後のシーズンなら、真っ白なカトレアやピンクのガーベラなどを入れても綺麗です。
供花の一種として、葬儀場の会場やエントランスなどに飾ることや、ご自宅の前などに飾る花輪もあり、かつては地方を中心によく飾られていました。
今でも社葬などの大きな葬儀や地域で活躍された方などの葬儀では、たくさんの花輪が並ぶことが多いですが、近年は自宅からの出棺の機会が少なくなり、家族葬としてひそやかに営むケースも増え花輪は遠慮されるケースが多くなっています。
また、都心部では通行の邪魔になるなどの理由や設置するスペースがないといった理由で遠慮されるケースも多いため、花輪を贈りたい際には事前によく確認をとりましょう。
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