ご先祖様に感謝の気持ちを込めてお花を飾りましょう。
- 登録
- 2019/08/09
■菊はもう古い?
8月といえば帰省をして、ご両親やご先祖のお墓参りに行くという方も多いのではないでしょうか。
お墓参りには花束を持っていくのが定番ですが、どんな花を持っていきますか。
仏様に供える花というと菊が定番で、お盆の時期には霊園近くのお花屋さんなどで黄色や白の菊をメインにした仏花が並びます。
もっとも、最近は花の種類や控えめな色にこだわらず、さまざまなお花をアレンジするスタイルも増えてきました。
白い菊や黄色の菊に混じって赤いカーネーションやピンクのスイトピーなどが入っていることもしばしばです。
実際にお墓参りに行ってみても、華やぎのある花やゴージャスな花束が供えてあることが少なくありません。
定番の菊の花束を持っていって、ちょっと地味だったかなと後悔される方も増えています。
■故人が好きだったお花を
もちろん、定番の菊の花は安定感もありますが、年に一度など、なかなかお墓参りに行けないなら、故人の好きだったお花をたっぷりと持っていくのもおすすめです。
親孝行できなかった後悔の気持ちを和らげ、大好きだったご両親や祖父母にこの1年の近況報告をしながら、好きだったお花や好きだった色の花束を供えてみましょう。
なんだか気持ちもスッキリして、仏様との会話ができたような気持ちになれます。
■涼やかで夏らしいお花を
ほかのお墓に負けないよう、定番の菊は避けたい、好きだった花は季節がら売っていないという場合にはお盆の時期に美しく咲く旬のお花を選んでみましょう。
トルコギキョウは可憐で落ち着きもあり、お墓参りのお花にもぴったりです。
淡いピンクや水色、紫や白など派手すぎない、柔らかな色味も素敵です。
夏ということで、黄色い菊の代わりにミニひまわりもよいかもしれません。
ひまわり畑に咲く大きなタイプと異なり、観賞用やブーケ用はサイズも手頃で比較的日持ちもよく、お墓参りを済ませたあとも暑さですぐにしおれることなく咲き続けてくれます。