供花

花まつりにお花をお供えしよう

■お釈迦様のお誕生日のお祝い
花まつりとは、お釈迦さまのお誕生日をお祝いするお祭りで、毎年4月8日に行われます。
お寺を中心に檀家さんや地域の方などと一緒にお釈迦様にお花をあげたり、甘茶をかけて清めたり、お供物をささげ、お願いごとをしたり、歌を歌ったり、僧侶の法話を聞いたりとするほか、稚児行列など華やかな行事が行われるお寺もあります。
訪れた方には甘茶が振る舞われたり、子供たちにお菓子などが配られたりと楽しい時間が過ごせます。
お寺の行事というとかしこまったイメージがしますが、花まつりはお釈迦様のバースデーパーティーですから、集まった方がお釈迦様を取り囲みながら楽しく和やかに過ごすのが習わしです。

■お釈迦様への供花
花まつりの時期はお寺のお庭や周辺では、桜が咲き誇り、藤の花が膨らみはじめ、五月やつつじなども少しずつ楽しめる時期で、春爛漫のお花が咲き誇る中でのお祭りとなります。
お釈迦様のお誕生祝いとしてお花を供えたい場合には、小さなブーケや花束を持参しましょう。
供花の定番といえば白や黄色の菊がイメージされます。
もっとも、最近では仏花を問わず、さまざまなお花がお寺にあるお墓などにも備えられており、堅苦しいルールもなくなっています。
お釈迦様のお誕生日祝いの贈り物ともいえますので、日頃は菊やユリなど無難なものを持っていくという方も、少し華やかにしてもいいかもしれません。
4月8日頃に美しいピンクや黄色のチューリップや、百合と水仙を合わせたような可憐な花を咲かせ、仏花としても通じるような清廉さがあるアルストロメリア、真っ白なカーネーションや薄紫のフリージアなどもおすすめです。

■安置されている場所も踏まえて
お寺によってお釈迦様がどのように祀られているかも異なります。
お堂の中や仏間などの室内に置かれ、周囲に祭壇などがあるなら、カゴに入ったアレンジメントをお供えすることもできます。
それ以外の場合にはブーケスタイルや、一般的な花束が無難です。